ウォーキングやジョギングは誰でも簡単にできる!というのは嘘!?
効果的なダイエットのためには、食事のコントロールだけではなく運動も欠かせません。
運動法についても、「筋肉トレーニング」だけでなく「有酸素運動」もバランスよく取り入れて行うのがベストです。
有酸素運動には「ウォーキング」「ジョギング」「ランニング」「スイミング」など、いろいろな種類がありますが、どれも少し敷居が高く感じてしまいますね。
ジョギングにしても手軽なイメージがあって、「走るだけだから自宅の周りでもどこでもできるじゃないの?」なんて思われがちですが、実際そんな簡単な話でもありません。
周辺も環境や交通事情によっては、ジョギングしやすいあたりまで出向かなければいけないこともあるので、時間も余分にかかってしまいます。
日頃からジョギングをしてて慣れている人であっても、天気や気候しだいでは外に出ること自体が難しいこともありますし、時間帯によっても影響される場合もあります。
そう考えると、室内でも有酸素運動ができるようにしておきたいとことです。
そんな人にオススメの、室内で気軽にできる有酸素運動の代表格が「踏み台昇降」です。
踏み台昇降ダイエットのメリットは?
有酸素運動がなかなか長続きしない大きな理由は、「時間がかかる」うえに運動が「単調で退屈」ということです。
有酸素運動で脂肪を燃焼させるためには、脂肪燃焼の準備段階として最低20分以上は運動続ける必要があるとされています。
そのため有酸素運動には、長い時間をかけることが必要になります。
また、運動としては単調な単純運動になるので、どうしても飽きやすくなります。
音楽を聴きながらジョギングなどをしている人が多いのも、それが大きな理由です。
踏み台昇降は運動が単調なのは変わりませんが、テレビや映画を見ながらでも運動できるので、飽きずに運動を続けることができて時間も有効に使えます。
器具も踏み台ひとつですむので費用もさほどかかりませんし、自作をすればさらに安く済ませます。
広いスペースも必要ないので場所を選びませんし、器具の重さも大したことはないので気軽に場所を変えることもできます。
踏み台昇降ダイエット、他の効果は?
踏み台昇降は特に下半身を強化することができるので、脂肪燃焼によるダイエット効果だけでなく、ウェストラインやヒップライン・足のラインをキレイにすることにも役立ちます。
長時間運動を続ければ心肺効果も鍛えられるので、体力や持久力もアップしてよりハードなトレーニングが可能になります。
そうすれば、体質改善もできて運動によるダイエット効果も日に日に高まっていくので、より短期間で効率的にダイエットすることができます。
踏み台ダイエットのステップは何を選ぶ?
踏み台昇降ダイエットに使う「ステップ(踏み台)」は、何を使えばいいんでしょうか?
手元にある丈夫な箱などを使えば費用もかけずにすみますが、強度には気をつけて不安のある場合は補強をしておかないと、運動中に壊れて怪我をする可能性もあります。
ネットなどでは、「雑誌をガムテープで束ねたもの」を踏み台に使うというものがよくオススメされています。
確かに簡単に作ることはできますが、同じサイズの不要な雑誌が10冊以上はないと無理なので、誰にでもオススメできるものではないですね。
木材などの材料が揃っていれば自作することもできますが、材料から買いそろえなければならないようだと、既製品を買うよりも費用がかかってしまうこともあります。
自作した分だけ愛着は出るかもしれないですが、基本的には自己満足ですよね。
いろいろ検討してみれば、コスト・機能・強度、全ての面で「よほどピッタリの代用品が身近にない限りは、既成のものを購入する方がいい」ということになるんじゃないでしょうか?
市販の踏み台昇降ステップは安いものならば2,000〜3,000程度、高いものでも大抵は1万円前後で市販されています。
価格は素材や機能・大きさ・ブランドによって変わってきますので、説明やレビューを参考にして自分に合いそうなものを選びましょう。
ステップを選ぶポイントは?
大きさ/耐荷重
市販されている運動用ステップのサイズは、横幅で40cm〜80cm前後のものがほとんどです。
体格が大柄な人は、サイズが小さめだと使いづらいかもしれません。
基本的にはどんな体格の人であっても、サイズが小さいよりは大きい方が足幅をあまり気にしなくていいので使いやすいでしょう。
体重については、ほとんどの商品が表記上は100kgまでは対応できるようになっています。
体重がそれ以上の人は、選択肢がかなり少なくなるかもしれません。
表示してある制限体重には問題がなくても、中には器具の強度に問題があるケースもあります。
価格が安いものがダメとは限りませんが、器具の作りの良さはある程度は値段に比例しますから、値段が安いものを選ぶ時はその点に注意しておきましょう。
素材
踏み台昇降ステップの素材は、「ポリプロピレン」や「ABS樹脂」などのプラスチック/樹脂を使ったものが主流です。
それ以外にもいろいろな素材のものがあって、それぞれにメリット/デメリットがあるので、それを基準にして選ぶのもいいでしょう。
・プラスチック/樹脂製のステップ
主流になっている素材だけあって、商品の種類も豊富で選択肢が多いのが利点です。
ほとんどの商品が土台パーツを継ぎ足すことで、高さを調整することができるのも大きなポイントです。
軽量なので持ち運びも楽ですし、素材的に水や湿気にも強いので汗をかいても平気です。
器具の構造さえしっかりしていればかなり強度が期待できますが、つくりに欠陥があったり見た目にわからないような傷があったりすると、なにかの拍子で一気に壊れてしまうことがあります。
・ダンボール製のステップ
「ダンボール製の踏み台なんて大丈夫?」と、ついつい心配になりますね。
といってもただの箱ではなく、中にもダンボールのカードがギッシリ詰まっているので強度については心配いりません。
むしろ、表示上の制限体重はプラスチック/樹脂製のものより大いものが目立ちます。
素材が紙なので不要になった時の処分が楽で環境にやさしいのもメリットです。
強度的には問題ありませんが、素材がダンボールなのでどうしても水や湿気は弱点になります。
中にもダンボールが詰まっているのでいきなり潰れる事はないと思いますが、表面が劣化したり足の接地面が凹んでくる可能性はあります。
・布製クッションタイプのステップ
珍しいものでは、布地の中につめ物がつまった固めのクッションタイプのステップもあります。
砂浜の上を歩くような感覚が特徴でやや不安定感があるので、トレーニング効果が高く体幹を鍛えるのにも役立ちます。
普通にクッションやスツールとしても使えますし、柔らかいのでストレッチにも利用できます。
・木/金属製のステップ
木製の物や金属製の踏み台昇降ステップもありますが、意外と商品の種類は少なくて選択肢がないのがデメリットです。
テラス用や玄関用のステップの中にも運動用の器具として利用できるものがあるので、強度や耐久性を重視したい人ならチェックしてみる価値はあるでしょう。
「足踏みマシーン」での運動もおすすめ!
踏み台昇降に使える運動器具として、ウォーキングマシンタイプのステッパーもあります。
これは昔から「足踏みマシーン」と呼ばれて固定ファンも多いエクササイズマシーンですが、最近では価格帯も下がってきていて5,000円から1万円程度の予算でいろいろなメーカーの商品がそろっています。
もし購入予算に少し余裕があるようなら、選択肢に入れるのを検討してみてもいいでしょう。
ただ足踏みをするだけではなく、油圧シリンダーで足腰に負荷をかけることで、まるで山登りしているような感覚で足腰を鍛えられます。
運動量も普通の踏み台昇降より高いものが多いので、ダイエット効果もより期待できます。
器具の種類によっては、20分程度ごとに器具を休めないとシリンダーに負担がかかって、破損してしまうタイプのもあるので購入前に要チェックです。
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