フィットネスバイクの主な種類と人気商品
アップライトタイプ
フィットネスバイクいうイメージからいちばん想像されやすい形状のものが、このアップライトタイプでしょう。
ボックス状のボディにサドル・ペダル・ハンドルがついた形ががポピュラーなスタイルで、座った姿勢はシティサイクルやママチャリに近いものになります。
価格帯も幅広いので、手軽にちょっとした運動に使うものから、スポーツジムにあるような本格的なダイエットやトレーニング対応できるものまでいろいろです。
モニターパネルが搭載されたものがほとんどで、運動時間や走行距離のカウント、消費カロリーや心拍数の表示、運動の記録といった機能がついています。
● リカンベントタイプ
「もたれかかる」という意味の「リカンベント」という呼び名を持つタイプのフィットネスバイクで、その名称が表すとおりサドルではなく背もたれ付きのシートを搭載しているのが大きな特徴です。
ペダルの位置は前方になるので、運動の姿勢としては「足こぎボート」のようなものをイメージするといいでしょう。
快適なくつろいだ姿勢でトレーニングができるという相反した長所も持っているのが特徴で、長時間のトレーニングでも不自然な姿勢による体への負担を少なくすることができます。
そのため高齢者やリハビリにも適しているとされています。
反面、価格帯が比較的高めなのと広い設置スペースが必要となるのがデメリットとなります。
● スピンバイクタイプ
フィットネスバイクの中でも、もっとも本格的なトレーニングができるのがこの「スピンバイクタイプ」です。
形状は「アップライトタイプ」に近いイメージがありますが、より普通の自転車いスタイルになっていて、運動姿勢は競技用自転車のような前傾姿勢になります。
ボディは自転車と同じようなフレームとホイール・チェーンで構成されていて、限りなく本物の自転車に近い本格的な運動に特化したつくりになっているため、運動の情報を表示するモニターパネルも付いていないものがほとんどです。
どちらかというとスポーツ自転車でのハードなサイクリングやロードレースなど自転車競技の経験がある人の、トレーニングを目的とした器具なので、負荷も強めで姿勢も体に負担がかかるので、初心者向きではありません。
▶︎ スピンバイクタイプの人気モデルを見る
● 折りたたみタイプ
文字どおり折りたたみができる収納に便利なフィットネスバイクです。運動時のポジションは「アップライトタイプ」同様シティサイクルに近いものになります。
部屋のスペースを有効に使いたい人にはありがたいタイプですが、あくまでトレーニング面での機能性や耐久性よりも省スペースと収納性を重視したつくりになっています。
折りたたみ式という構造の影響もあって対荷重は低めのモデルが目立つので、体重がある人やハードなトレーニングをしたい人には不安が残る部分もあります。
全体的に価格帯は低めですが、中には耐久性の面で不安のあるモデルもあるので、購入する際には注意する必要があるでしょう。
「折りたたみタイプ」のものはボディがX字の形をしたフレームになっていて、交差する部分を軸にして折りたたむ構造のものがほとんどです。
中には構造はほぼ「アップライトタイプ」と同じで、ハンドルとサドルだけ折りたためるタイプのモデルもありますが、そういったモデルのものは高さが低くなるだけで占有面積自体は変わらないので、収納性では劣るかもしれません。
● ミニ/コンパクトタイプ
ハンドルもサドルも無くボディにペダルだけがついただけの、コンパクトさを追求したタイプのフィットネスバイクです。
サドルが無いので椅子などに座って使用することになります。モデルによっては手でペダルを回すことで腕も運動ができるものもあります。
運動時のポジションは椅子の形や椅子との距離で調整できますが、基本的には「リカンベントタイプ」に近いものになるでしょう。
器具の高さを極限まで低くしたり、ペダルの動きを工夫することで運動の際の足の上下運動を抑えて、テーブルやデスクの下において使用できるようにしたモデルもあります。
デスクワークをしながら運動することができるので、自宅で仕事をしていてなかなか外出する時間がとれないという人には最適の器具ですが、国産の小さな机だとスペースが狭くてうまく使えないこともあります。
ある程度高さや奥行きのあるデスク/テーブルとセットで使うのがオススメです。
構造がシンプルな分、価格がつくりの良し悪しや運動時の安定感にも直結しがちです。
価格帯は低めなので、ある程度のクラス以上のものを選ぶとこをオススメします。
◆ テーブル付きモデルのデスクタイプフィットネスバイク
フィットネスバイクのなかにはハンドル部にテーブルがついたタイプがあります。
さすがにテーブルのサイズはあまり大きなものではありませんが、ノートPCでの作業や大判の本を開く程度の簡単なデスクワークには十分です。
日頃まとまったトレーニング時間をつくれない人にとって、他のことをしながらできる「ながら運動」は効率よく時間を使って、単調で退屈な運動を長い期間続けるためにも欠かせません。
そんな人には、デスクタイプのフィットネスバイクこそ、最適の器具と言えるでしょう。
◆ インテリア性の高いデザインのフィットネスバイク
フィットネスバイクはそのほとんどのモデルが、色も形もいかにも運動器具・健康器然としたものや家電っぽいデザインばかりで、部屋の内装やインテリアにこだわりたい人にとっては持て余しがしがちです。
部屋に置いておいてもイメージ的にマイナスイメージにならないものや、使わなくてもインテリアとして置いておきたいと思うようなデザインのモデルとなるとほとんど存在しません。
そんな中で部屋の雰囲気を壊さないデザインや、インテリアとしてもユニークな存在感のあるデザインのモデルを紹介したいと思います。
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