今回の動画配信サービス解説は、『dTV(ディーティービー)』を取り上げます。
ほぼ全てのVODに加入し続けた筆者が、「特徴は?」、「メリット/デメリットは?」、「どんな動画が見れるの?」、「どんな人にオススメなの?」、などdTVの疑問に迫っていきたいと思います。
国内シェアではダントツ一位のVOD?
dTVは、現在日本国内ではNo.1のシェアを誇るVOD(動画配信サービス)で、国内最大の携帯/スマホキャリアのNTTdocomoと、音楽事業で有名なエイベックスが運営しています。
docomoキャリアと連携していたことがシェア拡大につながったのは間違いありませんが、それに甘んじることなくサービスとしての満足度を追求しているのが、国内シェア1位を維持し続けている理由でしょう。
メリット|dTVのここが魅力!
● 比較的充実度の高いコンテンツ
● 料金の割に作品充実度が高くバランスも良い
● オリジナルのビッグタイトルもある
● 倍速再生が可能
dTVは、その料金の安さこそが最大のメリットなのは確かですが、エントリークラス(低価格帯)のVODにもかかわらず作品数では業界トップクラス。
ジャンルが豊富なコンテンツと色々なユーザーに対応できるバランスの良さは魅力ですし、オリジナル作品の配信や映画上映も行うなどといった独自の姿勢も評価できます。
さらにdTVは数少ない倍速再生が可能なVODというのも高ポイントです。
参考記事: 【倍速視聴のススメ!】たまった動画がサクサク見れて、脳と耳も鍛えられる!【U-NEXT,dTV,TSUTAYA TV,Paravi】
デメリット|dTVのここが微妙!
● 同時視聴ができない
● 画質がイマイチ
大きな欠点も少なくコストパフォーマンスは良好ですが、ジャンルが多岐に渡っていることもあって、リスナーによっては水増とも思える動画が多くなるのがマイナスポイント。
低料金の上にモバイル視聴が前提だったためか、配信スペックについても上位陣に比べると見劣りします。
dTV|基本スペックの特徴
● 料金は最安クラスの月額500円
月額500円と言う業界第2位の低料金は、やはり大きな魅力ではあります。
最安のAmazonプライムビデオは、もはや別次元のコスパモンスターなので比較するのは気の毒ですし、ジャンル特化型にはさらに安いものもありますが、それは比較対象になはりませんからね。
● 定額制(見放題)+レンタル
dTVは一定料金で全ての配信コンテンツが見放題の「定額配信」に加えて、1作品ごとに課金することで一定期間視聴できる「レンタル配信」も利用できます。
レンタルを利用するとコストはアップしますが、定額配信がほぼ期待できない最新作映画なども見ることができると言うメリットもあります。
● マルチデバイスでテレビやスマホでの視聴OK
dTVはマルチデバイスなのでPC以外にもスマホ,タブレット,テレビなどで視聴できます。
ただし本来モバイル端末での視聴が前提のサービスなので、テレビ視聴の場合ゲーム機には対応していないなど不都合もあります。
dTV専用のデバイスを使うか、PCやスマホを専用ケーブルで接続してすればテレビ視聴も可能ですが、あまり大画面向きではないかもしれません。
● 決済はクレジットカードのみ
キャリア決済が可能なのはdocomoユーザーだけで、あとはクレジットカードのみ。比較的決済方法が豊富なVODの中ではやや不親切かもしれないですね。
dTV|コンテンツの特徴
● 海外ドラマ/国内ドラマ/アジアドラマ
HuluやNetflixなどのトップどころにはとてもかないませんが、それに次ぐレベルのラインナップにはなっています。
シーズン数の多い長期シリーズの場合は、やや配信シーズンの抜けが目立ちますが、料金を考えればかなりの充実度です。
● 映画(洋画/邦画/アジア映画)
作品数はそれなりでジャンルも多岐にわたっていますが、人気作品は有料レンタルとなっていることが多くキラータイトルが少ないのは痛いですね。
B級,二線級の作品が多いのは確かですが、AmazonプライムビデオばりのZ級作品は少ないので、料金を考えればなかなかの満足度でしょう。
● アニメ/特撮
料金を考えればそれなのラインナップですが、特筆する要素も少ないですが、ドラマ版銀魂のようなオリジナルのビッグタイトルがあるのは強みです。
系列VODにアニメ専門のdアニメストアがあると言う大人の事情で、少し控えめなラインナップになっています。
● バラエティ/ドキュメンタリー
定番のお笑いバラエティやケーブル局のドキュメンタリーだけでなく、J-POPのOVやカラオケ,エクササイズビデオ,演劇や2.5次元のステージ,出所不明のショートフィルムと多岐にわたっています。
やや散漫な反面ボリューム感はあるので、そこは一長一短でしょうね。
● 総評|dTVのまとめ!
dTVは、月額500円と言う低料金とそれからはからは考えられない作品数の多さが最大の魅力です。
水増し的な作品が目立ったり、高額な上位クラスVODのコンテンツ力には敵わないといった面もありますが、料金を考えれば満足度やコスパはかなりのもの。
Huluに近いバランス型のコンテンツ構成なので、ジャンルも豊富で幅広いリスナーが楽しめます。
とりあえずVODを試してみたい人や、コストをかけたくないけれどVODには加入しておきたい人には最適です。
dTVはこんな人にオススメ!
● とりあえず安いVODに加入しておきたい
● docomoユーザーでスポーツ動画も見たい
● Amazonは利用しない
それ以外にも幅広いコンテンツを網羅していてクオリティも比較的安定している
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