チラシの作成をスムーズに進行させてにクオリティの高い仕上がりにするために、イメージサンプルを提出してデザイナーにイメージを明確に伝えよう。
今回は、チラシやフライヤーのデザインを依頼するときに、デザイナーさんに確実にイメージを伝える方法について解説します。
デザイナーさんと仕上がりのイメージと共有しておこう
チラシやフライヤーに限らずデザインを依頼するときには、「こんなかんじに仕上がったらいいなぁ」というイメージを持って、それをデザイナーさんに確実に伝えておくことが重要です。
「イメージなんて思いつかないし、オマカセするから好きにつくって!」なんて雑なスタンスでも別にかまいませんが、その場合は本当に完全にオマカセして、どんなものが仕上がってきてもノークレームで受け取るのがマナーです。
余分な費用をかけないために
デザイナーさんとしては、オマカセということだったのに完成してからクレームをつけられて最初から作り直し、なんていうのがイチバン困るお客さんです。
実際そんな困ったクライアントは少なくないので、格安料金のデザイナーさんなどは、ハッキリと「大幅な修正は追加料金が必要」というシステムにを提示しています。
なので、あまり考えずにその場の気分だけでやっていると、せっかく格安で作ってもらっても余分な費用が必要になるので、格安の意味がなくなってしまいますよね。
もちろん5万円でも10万円でもポンと払えるのなら、そんなわがままな要望にも喜んで対応してくれると思いますけどね…。
スムーズな進行のために
そんなトラブルを避けるには、自分のイメージを明確にしてそれを確実にデザイナーさんに伝えることです。
そのためにどうすればいいのか?その方法を次から詳しく解説していきたいと思います。
いろいろなデザインを見て自分のイメージを明確にしよう!
何のイメージも無いというわりには仕上がりにひとこと言いたい人が多いうように、本当に何のイメージも持ってい無いなんてことはほとんどありません。
単に意識して考えるのが面倒なだけだったり、自分のイメージを明確にすることができないというケースがほとんどです。
それを明確にするには、印刷物でもネット上でもいいのでいろいろなデザインに目を通すことです。
○ 街中で手に入るチラシやフライヤー
○ ネットで拾える入るチラシやフライヤー画像
○ 雑誌広告や新聞の折り込み広告
○ ネット上のWebページやバナー広告
など何でもいいんです。
同業他社でも別の業種でもかまいませんが、業種ごとに客受けのいい定番スタイルや避けたほうがいいカラーなどありますから、慣れないうちは同業他社中心に見ていくことをオススメします。
とにかく、いろいろ見ていくうちに「こんな構成がわかりやすい「こんな見せ方がインパクトがある」「こんな色合いがいい」などなど、自分が作りたいもののイメージが固まってくるはずです。
サンプルでデザイナーに自分のイメージをハッキリと伝えよう!
自分のイメージをデザイナーさんに伝える方法でいちばん早く確実なのは、求めるイメージに近いチラシ,フライヤー,広告などを直接見てもらうこと。
長々と言葉を重ねて説明してもわかってもらえない場合でも、見てもらえば間違いなく一瞬で理解してもらえるはず。
まさに『百聞は一見に如かず』というやつですね。
「デザインイメージのサンプル資料の提出してください。」と、デザイナーさんに求められることが多いのはそれが理由。
ネット上でのやり取りが中心になるクラウドソーシングでは、対面して綿密な打ち合わせをする以上にイメージを伝えるのが難しいので、特にイメージを伝えるサンプル資料がさらに重要になるんです。
サンプルはどんなものを提出すればいいの?
提出するサンプルは、過去の自社チラシでも他社のものでも、印刷物でもネット上のものでも、自分のイメージを伝えることができれば何でもOKです。
印刷物はスキャンやデジカメで撮ってpdfファイルや画像データにしたものを、ネット上のものはダウンロード画像やスクリーンショット画像を添付して提出するだけです。
デザインサンプルの選ぶときの注意
ひとつ気をつけなければいけないのは、デザインのサンプルは自分の好みや趣味だけで選んでしまわないこと。
あくまで、会社/お店のイメージ,広告の内容,ターゲットも最優先に考えて選ばないといけません。
いくらかカッコいいデザインを選んでも、会社/お店のイメージやターゲットに会っていないのでは広告効果が下がってしまいます。
もし、デザインを見極める自信がなければ、同業他社のものを中心にチェックして、その中から選ぶことから始めるといいでしょう。
いろんなデザインを目にすることは、自分のイメージを具体的にする近道ですし、デザインを見る目を養うことにもつながります。
どうしてもデザインサンプルが見つからない時は?
長々と解説してきたように、作りたいチラシやフライヤーのイメージを伝えるには、自分のイメージに近いデザインをサンプル資料として提出するのがイチバン!
でも、どうしてもサンプル資料で提出できるものな見つからない場合は、言葉で伝えるしかありません。
会社やお店のイメージ,お客さんの中心層,チラシ/フライヤーを見て欲しい人などもよく考えて、使って欲しい色やイメージカラーも含めて具体的に伝えましょう。
例えば…
「黒をベースにしたゴージャスで高級感のあるデザイン」
「原色中心のポップで親しみやすいデザイン」
「落ち着いた女性的なデザイン、白ベースで赤をアクセントに使いたい」
「落ち着いた青系を基調にして、カッチリとした信頼感のあるデザイン」
など。
デザイナーさんからによっては、イメージをつかむための質問項目が書かれた『ヒアリングシート』などを渡されるとことがあります。
ヒアリング項目には、できる限り全ての項目をていねいに答えてあげましょう。
チラシを作りたいと思いついたら、普段から意識してデザインをチェック!
今回はクラウドソーシングでチラシやフライヤーを作りたいときの、デザインのイメージの伝え方について解説してきました。
参考資料を実際に見てもらうがベストなので、チラシを作りたいと考えたらなるべくいろいろなデザインに目を通して、画像データなどでストックしておくようにするとイザという時にもスムーズです。
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